言葉

2005年7月23日 日常
印欧語族。

世界史の授業で嫌ってほど聞いたこの部族の名前。

この印欧語とは、そのままに「インド・ヨーロッパ言語」のこと。

お話は言語学世界の話。

一昔前までの言語学の世界は

ロマンス語派・・・起源:ラテン語
ゲルマン語派・・・起源:ドイツ語


の二つの派閥の言語から枝分かれして今の言葉がある。としていました。

ロマンス語派、とはフランス語やイタリア語のこと。

そしてゲルマン語派、とは英語やドイツ語のこと。

それぞれの国ではそのことを誇りに思っていました。

たとえばドイツなら、「フッ、あの英語ですら我らがドイツ語からの派生語ではないか。すばらしい。」とか思ってるわけで、フランスなら「あの、あ・の。ラテン語からの派生語とは。なんと崇高なことか。」と思っているのです。

が。

ある日、インドの奥地でサンスクリット語という言語が発見されます。

そして、その言葉の発見者はこう提言したのです。

「このサンスクリット語こそが、全ての言語の起源である。」、と。

これにはヨーロッパ諸国が過剰に反応を示しました。

なぜならあれほど崇高に思っていた自分たちの言語が、

インド奥地のクロンボどもの使っていた言語に起源を持つ言語にされたのですから。

決して自分はインド人を軽蔑していませんが、ヨーロッパ人の考えそうなことです。

まぁ、そんなわけで、ものすごい議論が展開されました。

しかし。

そのサンスクリット語を研究すれば研究するほど、自分たちの言語の起源であることが証明されてしまったのです。

もうお手上げ。

そしてその「サンスクリット語」というのが、「インド・ヨーロッパ言語」。

つまり、印欧語であり、それを使った連中を印欧語族と呼んでいたのです。

           −おしまい-












・・・聞いた話なので真偽のほどは知りません(゜∀゜)

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