全米が吐いた

2005年7月6日 日常
オレの英語の教師は、結婚式での司会をスピーチを任されたらしい。

その結婚式に出る幼馴染の男の名前はS.K


ところがそのあだ名は怪獣ゲボラン

上の名前の由来は見た感じ予測できるだろう。

そう、彼は事あるごとに、いや、なくても吐きに吐きまくっていたのだ。

休み時間に水道場に手を洗いに行けば、そこにゲロあり。

休み時間にトイレに駆け込んでみれば、そこにゲロあり。


誰がどう見てもゲボランのものだった。

なぜなら、ゲボランが授業中に顔を横にして寝ていれば、その口からはゲロがダラダラと垂れて来るのだから。あたりまえだっつーの。

ゲボランがここまで吐きに吐きまくるにはそれなりの理由が当然あった。

ゲボランの家にはアヒルが居た。 ここまでは普通だ。

ところが、ゲボランはおやつに毎回アヒルの卵(砂糖トッピング)を食していたのだ。

         

         そりゃあおかしくなるって、ゲボランよ。


そんなゲボランの小学校生活も終わりに近づき、修学旅行を迎えた。
行き先は定番中の定番、日光。

・・・日光?

そう、いろは坂、通るよね。

ゲボランは賭けの対象になった。その中身は「ゲボランがいろはにほへと・・・・・・
、のいったいどこで吐くか」
というものだった。

ふざけるな!、と普通の人ならキレそうだが、ゲボランはやさしかった。いや、やさしすぎた。

      

       (吐くことへの)期待に答えようと食いに食いまくるゲボラン。

(やっぱり馬鹿だ。)

さて、ここまで読んできた君は、ゲボランがどの坂で吐いたか、予測できたかな?正解は・・・















       「い」の坂の前に既に吐いていた。







でしたー

・・・


「い」の坂の前で吐いたゲボランは、その後の迫り来る坂の中、とにかく吐き続け、ほかの生徒の吐き気を誘発。

最後にはバスガイドも吐いた。

           地獄絵図。





こんな話を、吐いた自分の結婚式で友人にされたら、あなたはどう思うでしょう?

ちなみにゲボランは嫁の前で赤面に赤面を重ね、吐きました。

(最後の一文だけフィクションです。⇔ほかの話は全部ノンフィクション。)

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